物理学の重要性について
欧米では、科学や工学を専攻する学生に、初等物理を必須科目にしています。理由は、物理学というのは科学や工学を学ぶ上でもっとも基礎的な科目であるからです。もちろん、いくつかの基礎数学も必須科目ですが、科学の基礎になるのが物理学です。
物理学を学ぶと、自然現象のメカニズムなどがわかり、他の科学分野や工学に応用できます。また、物事の理論的な分析力も養われるでしょう。
科学は数学と違って、自然の反応、つまり、実験で出た結果に準拠します。それに対して、条件などが違った広範な現象を予測できる理論が構築されていくのです。
ただ、残念ながら、日本では、受験科目の対象として、「理系」という科目のうちの一つとしか見ていません。おそらく、数学と物理の違いを聞かれて答えられる方も少ないんじゃないでしょうか。
目の前で起きていることが、どのようなメカニズムで動いているのかわかれば、いろいろなことに応用でき、物事を俯瞰していけるのではないでしょうか。
物理なんて「役に立たない」であきらめるのではなく、役に立てるためのアイデアを積極的に学びませんか?
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